こんにちは、吉松です。
今回は、実績がないときに
【どのように情報発信をすると良いのか】について
お話をしていきます。
実績がなくて、
「自分に発信する資格はあるのか?」
と悩まれている方はたくさんいます。
「無理だ」「発信しない方がいい」
と考えてしまって、
・ビジネスを辞めてしまう
・せっかく素敵な知識やスキルを
持っているのに情報発信をしないで
初めから諦めてしまっている
という人もいます。
私も昔は、そんな中の1人でした。
しかし、オンラインビジネスの世界に
触れていて思うのは、
現在、活躍されている起業家さんの多くが
起業初期の頃、【実績がない状態】だった
ということです。
「いくら稼いでいる」
「どこどこの大学を出た」
「これだけの人を成功に導いてきた」
という秀でた数値や称号がない状態で
情報発信を始めているんですね。
オンラインビジネスでは、
学歴はあまり関係ありません。
過去に偉業を成し遂げている人が
オンラインビジネスでも必ず成功する
というものでもありません。
実績を偽って、ビジネスを
展開しているような人もいましたが
その人たちは、消えていきました。
学歴・実績は、安心感や権威性を
表現することができるので、
あるに越したことはありませんが、
結局、大事なのは、
【誠実性】と【人に価値を提供できるか】
だと私は考えています。
オンラインビジネスで重要な「誠実性」
嘘をつきながらビジネスをしても
むなしいだけです。
恋愛と同じで、偽りの自分を
好きになられても、あとで苦しくなるのです。
嘘をつけば、それに惹かれた人が集まります。
本当の自分とは合わない人たちです。
話を無理やり合わせる場面が増えて、
人間的に考えが合わない
ということもよく出てきます。
それが不平不満、誹謗中傷の原因と
なっていくんですね。
オンラインビジネスも日常生活も
自分を異常に大きく魅せる必要はありません。
実績は、今、あなたにあるものを
書けばいいのです。
「こういう知識を持っている」
「こんな本を読んできた」
「こんな人から学んできた」
「こんな場所で頑張ってきた」
ということを自然体で書く。
【ありのままの自分】でいることで、
その時のステージに合った人と
出会うことができます。
本来の自分を表現して、
発信しながら成長を続けていくことで
それに見合った報酬や幸せを
得ることができるんですね。
だからこそ、誠実に。
今のあなた自身を大切にして、
活動してほしいなと思います。
ビジネスをするなら、人に価値を提供することを考える
誠実性ともう1つ大事なこと。
大きな実績がない状態から
成功してきた人たちには
共通していることがあります。
それは、【経験を価値に変えてきた】
ということです。
読み手に学びを得てもらう、
物事を考えるきっかけを与える、
喜怒哀楽を味わってもらう、
悩みを解決して、理想の未来を歩んでもらう。
これらがすべて【価値】です。
よく「自分の持っている情報には価値がない」
「自分の知識・経験は、大したことはない」
と思い込んでいる人がいますが、
それは、【価値を見出していない】だけです。
普段、生活をしているだけで、
もう人に伝えられることはあるんですね。
一生懸命、頑張った日に起きた出来事。
休みの日に感じたこと。
何もしなくても、生きているだけで
人間は経験を積んでいます。
人は、1日に35000回以上も
物事を選択をしていると言われています。
何気ない1日でも
考えていることがあるんですね。
「人に伝えられることはないか?」
日々、意識するだけで、
その経験・思考が価値に
変わっていき、発信できる情報に
なっていくのです。
例えば、何もしなかった日を
考えてみると、
=================
やる気が起きず、寝ていたら1日が終わった。
時間だけが過ぎていき、
罪悪感、無力感を味わった日だった。
こんな日はもう繰り返したくない。
だから、行動する気を起こす方法を
調べて実践しました。~
=================
「気力」に関して悩んでいる人は、
これを読んで、
「そんな方法があるのか!」と思えたり、
「自分も頑張れそう!」と感じられたりする。
等身大のあなたの経験が
【価値】になっているんですね。
反対に何もしなかった日を
「ゆっくり休めた日」と
ポジティブに捉えるのなら、
================
こうこう、こういう、
多忙な日々を過ごしていたので、
リラックスすることも
大切だと実感しました。
================
というお話を書くことができます。
【読み手のニーズ】に合っていれば、
「そうか!たまには休むのは大事だな!」
「この人はこんなに頑張ってきたんだ!」
と感じてもらえます。
人によって、物事の感じ方はそれぞれなので、
どんな経験も価値になります。
情報発信者さんごとに視点が違うからこそ、
人の経験は読んでいて面白いです。
私の場合は、自分の持っている知識、
身の回りで起きた出来事を
発信することから始めました。
・学生時代の授業の記憶
・吹奏楽をしていた時代の話
・ブログとの出会い
・これまで学んできたこと
・現在の仕事について…etc.
あらゆる【実体験】を発信してきました。
実体験は、共感を呼び、
人の心を動かす力もあります。
記事や商品の販売ページに書くことで
「自分にもできそう」「この人についていこう」
と思ってもらえて、収益につながることも
よくあるんですね。
目の前に起こることには意味がある。
そう考えて、アンテナを張って過ごしてみると
意外と「どんな人も」実績に勝る
【経験】をしているのです。
ありのままのあなたで
十分伝えられることがあります。
なんでもないようなことでも
【他人にとっては価値がある】
ということも多いので、
ぜひあなたの経験してきたことを
発信してみてくださいね。
経験を価値に変えるストーリーライティング
ここからは、経験を
「どうやって発信すればいいのか」
についてお伝えしていきます。
オススメの方法は、
【ストーリーライティング】の技術を使うこと。
簡単に言うと、物語を書くような感じで
お話を書いていくということです。
人は、ストーリーに惹かれます。
ドラマや映画で「続きが気になる」
「ついつい見たくなる」のは、
これからお伝えする要素が
盛り込まれているからです。
単純に「これをしました」では、
面白くありません。
手に汗握る演出や共感を生む場面は、
それぞれ意図して表現されているんですね。
オンラインビジネスでも
続きを読み進めてもらえるようにすることは
必須です。
サイトから離脱してしまったら、
読み手の人生は変わらない。
そして、あなたの情報が伝わらない、
売りたい商品が売れないということが
起きてしまうからです。
だから、重要な場面では、
ストーリーライティングで
文章に深みを持たせ、経験を価値に変える。
ストーリーライティングで書く5つの要素
ストーリーライティングで
考えることは、
・日常生活
・日常生活で疑問を感じたきっかけ
・葛藤
・変化のきっかけ
・変化
この5つです。
それぞれ説明をしていきますね。
要素1:日常生活
要素1は、話の導入部分です。
まずは、日常生活で自分が何をしているとき
(自分が何をしていたとき)の
お話なのかを書きます。
他人のお話をしたい場合は、
他人が何をしているとき
(何をしていたとき)のお話か、
モノの話なら、モノが
どういう状態のとき(どういう状態だったとき)の
お話かを初めに言います。
過去の経験についてお話をするなら、
=============
これは、私が○○を
していたときのお話です。
当時、私は~をしていました。
~
=============
現在からお話を始めたい場合は、
===============
現在、私は○○をしています。
こうこうこういうことを
人に伝えています。
~
===============
というような始め方ですね。
過去か現在かを考えて
書き始めていきましょう。
要素2:日常生活で疑問を感じたきっかけ
導入の次は、
「こう考えるようになったのには、
こんなきっかけがあったから」
というお話を入れていきます。
昔、何かに悩んだお話をしていきたいのなら
「なぜ悩んでいたのか」を語っていきます。
人間の8割は、
「なぜこの文章を読む必要があるのか」
という【理由】がわからないと読む進めません。
そのため、人に文章を読んでもらうためには、
「なぜ」という視点がとても大切です。
なぜを伝えることで、
「そういうことがあったのなら、学びがあるかもしれない」
「読み進めてみよう」と思ってもらいましょう。
要素3:葛藤
ここからは、悩んでいた時期の話を
具体的に書いていきます。
葛藤は、共感を生むための
最重要ポイントとも言えます。
「この人はこんな悩みを抱えていたんだ」
「つらい状況にあったんだな」
「自分でも変われそう!」
「わかる、わかる」
と思ってもらえることで、
親近感と信頼性を強めることができます。
どんなことで迷い、苦しみ、
失敗を重ねていたのか。
そのときの状況、感情を考えてみましょう。
要素4:変化のきっかけ
葛藤していた時期を終えて、
現在のあなたになれたきっかけ。
ここでは、メンター(人)やモノとの出会い、
印象深かった出来事を書いていきます。
=====================
苦しかった時期を乗り越えることができたのは、
○○という人との出会いがあったからです。
その人は、~をしている人で、
私は~ということを学びました。
=====================
という内容を入れて、
「なぜ変われたのか」を伝えていきましょう。
要素5:変化
要素4のきっかけを通して、
実際にどんな変化が起きたのかを
書いていきます。
ここでポイントなのは、
外面的な変化と内面的な変化の
両方を書くことです。
例を挙げると、
外面的な変化:
日常生活で疑問を感じたきっかけ=お金がなくなった
変化のきっかけ=メンターとの出会い
変化=月収100万円突破、経済的に豊かになった
内面的な変化:
日常生活で疑問を感じたきっかけ=売上ばかり追うのがつらくなった
変化のきっかけ=メンターとの出会い
変化=心が満たされ、精神的自由を手に入れた
という感じです。
今は男性性と女性性の時代と言われています。
人は、男女問わず、
男性的思考(男性性)と女性的思考(女性性)を
両方備えています。
大まかに言うと男性性は、
機能的な価値(外面的な変化)を求めて動く。
女性性は、感情的な価値(内面的な変化)を求めて動く。
つまり、外面的な変化を強く表現すれば、
男性性が強い人が集まりやすくなり、
内面的な変化を書けば、
お金よりも感情を重視する
女性性が強い人が集まりやすいということです。
ぜひあなたの発信を見てほしい層を考えて、
変化を書いていきましょう。
5つの要素を使った書き方の例
ここまでストーリーライティングの
要素についてお話をしてきました。
これをまとめると
==================
これは、私が~をしていたときのお話です。
当時、私は~していました。(要素1)
その中で、悩んでいたことがあるんです。
それは~についてです。(要素2)
私は、こうこうこういうことに悩んできました。
人から「~」と言われ、
白い目で見られたこともあります。(要素3)
それから~ということでも
つらい思いをしました。(要素3)
そんな日々を過ごしていたときに
という人との出会いがありました。(要素4)
その人は、~ということを教えてくれて、
悩みがスッと消えていったのです。(要素4)
それからこれがうまくいき、
これも良くなりました。(要素5)
だから、今は、~をすることができています。
これからは、~をしていきたいと考えています。
(要素5)
==================
という感じになります。
これは、一例です。5つの要素を意識すると
いろんな書き方ができます。
この情報発信者さんは、
「こんな風に書いているのか!」
このドラマ、映画では、
「こんな使い方をしているのかな」
と分析してみるのも楽しいですね。
ぜひあなたらしい文章で
経験を書いてみてください。
まとめ
今回は、実績がない状態で
【どのように情報発信をすればいいのか】
についてお話をしてきました。
内容をまとめると
オンラインビジネスで大事なのは、
【誠実性】と【人に価値を与えること】です。
偽りの自分を演じることなく、
情報発信をしてほしいなと考えています。
そして、実績がないのなら、
まずは、経験を価値に変えて伝える。
それをすることで、
あとで実績も幸せもついてきます。
そのための技術、
ストーリーライティングの
・日常生活
・日常生活で疑問を感じたきっかけ
・葛藤
・変化のきっかけ
・変化
これら5つの要素を意識して、
ぜひ「ありのままの自分」で、
発信してみてくださいね。
あなたの経験をしてきたこと、
考えてきたことを求めている人は必ずいます。
ぜひ諦めずに活動をしていってくださいね。
それでは、最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。