こんにちは、吉松です。
今回は、【ブランディング】について
お話をしていきます。
ブランディングは、
簡単に言うと「ブランド」を作ることです。
ブランドは、高級なモノだけでなく、
安いモノの場合も言います。
ブランディングとは、
「この商品は、あの会社のものだ」
「あれを買うとこんなことができるよね」
というように
【商品や会社を知ってもらう】
【ファンになってもらう】
【他とは違う価値があることを
分かってもらう】
ためのビジネス戦略を指します。
私たちが取り組んでいる
オンラインビジネス(個人事業)も
ブランディングが必要な時代に
なってきました。
ブログやSNSで発信して、
収益を上げ、ビジネスを継続していくために
なぜ、ブランディングをするのか?
ここからは、その理由を
お伝えしていきますね。
USP(ユー・エス・ピー)という考え方
ブランディングの方法で、
【USP】というものがあります。
USPは、Unique Selling Proposition
(ユニーク・セリング・プロポジション)の略です。
Unique=独自の
Selling=売ること
Proposition=提案
簡単に言うと、自社商品の
【独自の売り】を考えるというものです。
競合が提供できないものを作り、
「うちの商品ならこんなことができる」
「他の会社より強い、すごいでしょ」
という【商品の強み】を表現して
他社商品との差別化を図ります。
この考え方は、現在でも
使われることが多いのですが、
USPには、大きな問題があります。
それは、商品の機能に注目して
ビジネスを考えていることです。
今は、情報や商品があふれている時代。
食べ物、服、電化製品、保険など。
世の中には、似ているものが
たくさんあるんですね。
商品の機能だけでは、人と差をつけることが
できなくなってきました。
オンラインビジネス業界も
それが顕著に現れています。
ビジネスの手法を検索すると
膨大に記事が出てきますよね。
最近は、情報発信者さんが
ますます増えていっています。
なぜなら、お金をあまりかけずに
始められるお仕事になってきたからです。
うまくいっている人の真似も
よくされるようになってきました。
USPは【商品で勝負する】
という考えが強いです。
しかし、商品の強み・特徴で
ブランディングをしようとすると
同じ土俵で他者と闘わないといけない場面が
多く出てきてしまうんですね。
オンラインビジネスで扱うのは【情報】。
商品の形式は、コンサルティング、
教材、セミナーなどです。
つまり、自分の持っている情報・知識を
商品に変えて、人の悩みを解決するのです。
星の数ほどいる情報発信者。
その中には、知識のある専門家や
大手企業もいます。
一般の人が商品の機能・情報だけで
勝負をしていたら、負けて
埋もれていってしまうんですね。
そういった理由から
USPとは違う考え方が出てきました。
MSP(エム・エス・ピー)について
MSPは、Me Selling Proposition
(ミー・セリング・プロポジション)の略です。
Me=私。これは、発信者自身に
目を向けた考え方です。
【誰から商品を買うのか?】
・誰が発信しているのか?
・誰が売っているのか?
商品の機能・情報量だけで
選ばれるのではなく、
【あなただから選ばれる】状態を作る
ということです。
主な方法は、
商品や情報だけを載せるのではなく、
自分の価値観・経験を入れながら発信すること。
すると、共感した人を集まります。
「私と同じような経験をしてきたんだな」
「こんな生き方が自分にもできるかも」
「優しいそうな人だな」
といったように
仲間意識を持ってもらうことや
ファン化することができます。
何かを販売するなら、しっかり導いてくれる
という期待感を持ってもらった状態で、
商品を売れるようになるんですね。
発信者側と受け取る側が
心地良く関わっていけるようになります。
人が求めているのは、
商品の機能より手に入れた後の
【理想の未来】です。
「こういう未来を実現したいから
この商品を買う」
という発想なんですね。
商品の売れ方は、理想の未来の見せ方で
変わります。
市場に出回っているものと
似たような商品を売る場合は特に
【お客様の人生にどのように関係して、
どんな変化を与えるのか?】
を見せることが大事です。
MSPを使ってオンラインビジネスをする方法
ここからは、実際にMSPを使って
オンラインビジネスをする方法について
お話をしていきます。
手順は、3つです。
ぜひ読み進めてみてくださいね。
ステップ1:自分を知る
情報発信で、自分の伝えたいことは何か?
どんな未来を実現したいのか?
自分の大切にしたい価値観を
具体化していきます。
今まで一番、時間を費やしてきたもの、
お金を使ってきたもの、
思い出に残っていること
楽しかったこと、つらかったことと
できる限り向き合い、
・なぜ、頑張ったのか?
・なぜ、お金を使ったのか?
・なぜ、思い出に残っているのか?
・なぜ、楽しかったのか?
・なぜ、つらかったのか?
を考えてみましょう。
「幼少期」「小学生」「中学生」「高校生」
「大学生・社会人になってから」
というように期間を区切って
それぞれ見てみると
考えがまとまりやすくなります。
【なぜ?】という問いから出てきた答えが
すべて、あなたの発信につながっていきます。
MSPで大事なのは
【自分自身】を表現すること。
あなたの強さも弱さも含め、
あなたの【価値観・信念】が
これからの【発信の根源】になっていくんですね。
ステップ2:「何をビジネスにするのか?」を考える
経験・価値観から
何か自分にできることはないか?
を考えます。
今までにない、まったく新しい
ビジネスを考えるのは、
とても難しいことなので、
オススメなのは、
【自分の経験・価値観×既存のもの】
すでに世の中にあるものに
自分独自の価値観や経験、知識を
掛け合わせるという方法です。
興味があるもので
既存のものであれば、
うまくいっている人から
教わることができます。
【自分の価値観に合った人から学ぶ】
うまくいっている人を真似ると
似た商品・情報が増える
というお話をしましたが、
MSPを使うと、どんどん
【自分らしい発信】になっていきます。
教える手法・与えるものは、
同じでも伝え方次第で
価値の感じ方が変わるんですね。
例えば、指輪。
高級なものを身につけている
という機能的価値。
指輪を通して、
「大切な人の想いが伝わる。
この人となら頑張れる」と思える
という感情的価値を見せることもできます。
完全に同じ人間が存在しないように
人の経験も唯一無二です。
つまり、自分の価値観・経験を
掛け合わせることで、
他人が真似できない発信になる。
自然と競合との差別化もでき、
同じ土俵で闘わなくてよくなってんですね。
今、何かビジネスをしている場合は、
自分の価値観を書いて、
掛け合わせができないかを
考えてみましょう。
ステップ3:実際に発信して、自分自身を磨いていく
MSPの構築は、一瞬では終わりません。
MSPは、発信者自身を前に出して、
ブランディングする
という考えだからこそ、
ビジネスを継続するためには、
あなた自身が成長し続ける必要があります。
昔は、読み手の購買意欲を高めるために
不安を煽る発信が流行っていました。
「こうしないとこうなってしまいます」
みたいな感じです。
その発信によって、恐怖を感じ、
切羽詰まっている人が商品を買う
ということがあったんですね。
情報発信が珍しかった時代は、
どんな情報でも喉から手が出るほど
欲しい人がいたのです。
良い情報さえあれば、
何をしても優位に立てる時代でした。
しかし、それは昔の話。
これからのビジネスは結局、
【人柄・人間性・心】です。
人としての在り方が
発信内容、売上、ビジネスの存続にまで
反映されていくんですね。
私は、誠実にビジネスをしたいと考えて、
その方法を模索してきました。
だからこそ、MSPの時代になっていくことが
より一層、楽しみです。
もちろん、私自身も
技術面・精神面、共に成長していきます。
まとめ
今回は、ブランディングのお話をしてきました。
その中で、MSPを使った
オンラインビジネスの
やり方もお伝えしましたね。
手順をまとめると
ステップ1:自分を知る
ステップ2:「何をビジネスにするのか?」を考える
ステップ3:実際に発信して、自分自身を磨いていく
です。
これからは、ますます、
USPからMSPの時代に移り変わっていくと
私は考えています。
つまり、情報・知識量優位の時代から
人柄や人間性も考慮されるようになっていく
ということです。
ぜひあなたも自分の価値観・考えを
大事にして活動してみてくださいね。
それでは、最後までお読みくださり、
誠にありがとうございました。