こんにちは、吉松です。
今回は、思いつきで【異業種交流会】を開催していたときのお話をしていきます。
2019年、私が24歳の頃ですね。
どんな会だったのかというと
私と参加者様、1対1で机を挟んで座り、お話をする【対談】のような感じです。
落ち着いた雰囲気のカフェで集合して、お仕事や趣味、夢・目標、お悩みについて、お互いに【情報交換をする】という内容でした。
所要時間は、1時間半から2時間。ただ「人と会う」「人脈を作る」というものではなく、真面目にじっくりお話をするというスタイルです。
私は当時、【自分の生き方】について悩んでいました。
一度、挫折を味わい、情報発信から
離れていた時期があるんですね。
一時期、大学2年生から始めたブログと
距離を置いて、営業のお仕事をしていました。
その挫折は、簡単に言うと
【プロになりきれていない】
情報発信の質、自分の作った商品で
お客様に成長してもらうこと、
個々が人生をより素敵に彩っていくことを
考えたときに
「知識・経験が足りない」
「コンテンツがしょぼい」
と思うようになりました。
当時は、精神面が弱かったこともあり、
ネガティブな考えに押しつぶされて、
どんどん追い詰められていったんですね。
それから、やる気も発信する元気も
なくなっていきました。
「自分は起業家に向いていないのかもしれない」
そう感じたのです。
だから、一度、Webとは関係ない
【畑違いの仕事】を経験することにしました。
なぜ、1対1の異業種交流会を開こうと思ったのか?
それは、いろんな価値観に触れたかったからです。
そして、「自分が本当のところ、何をしたいのか?」
「もう一度、起業?それとも会社員か?」
という答えを出したかったんですね。
私は、会社員と起業家、
両方の生き方を尊敬しています。
会社を支える人と
自分でビジネスを生み出す人。
どちらも半端な気持ちではできない
立派なお仕事です。
だから、振り切れずにいました。
自分の中の【迷い】を消し去りたい。
まだ「新しく起業して挑戦したい」
という気持ちも残っていました。
「1人で考えていては決断ができない」
悩むということは、不安なことがある。
凝り固まった考えがある。
それらを変えていく必要があると感じたのです。
どうすれば、考え方の偏りを解決できるのか?
人と会って、さまざまな考えに触れた方が良いな。
そこから異業種交流会に
たどり着いたんですね。
「1対1」を選んだ理由は?
理由はシンプル。
しっかりお話をするためです。
大学時代に数回、10人規模の異業種交流会に
参加したことがありました。
その中で感じたのは、
【人と話す時間が短い】ということ。
===============
自己紹介をして、
「何をされているんですか?」
と聞いたら終わり。
「席を変わりましょう!」
===============
という感じでした。
【深い話ができない】
「それって何の意味があるのかな」
と思ったんですね。
もちろん、人によって目的が違います。
・薄くても繋がりが欲しい
・人と話したいだけ
という人もいます。
でも、私の場合は、
できる限りで良いから「人の深い部分」、
【価値観】と【信念】のような部分に触れ、
「こういう生き方もあるのか」
「こんな考え方もあるのか」
ということを知りたかったんですね。
以上が開催した動機です。
1対1の異業種交流会を開くための準備
ここからは、
【どんな準備をしたのか】について
お話をしていきます。
準備したことも最終的には、
学びにつながりました。
主にしたことは、2つ。
準備1:集客用の文章を準備する
まずは、人が来てくださるように
【導線を作る】ということから始めました。
人が来ないと赤字、または、
時間を無駄にしてしまう可能性が高いからです。
当時、私はブログや集客ツールを
持っていなかったので、
イベント開催用の告知ができる
ポータルサイトを利用しました。
「こうこう、こういう会を開催します!」
という参加者様募集の文章を載せられて、
お申し込みもしてもらえるサイトでした。
人に来てもらうためには、
【教育】が必要でした。
ここで言う【教育】は、
読み手に事前知識、事前情報を与えることです。
有意義な会を開くためには、
書いた文章から
私自身と異業種交流会自体に
興味を持っていただくことが必須。
そのため、この時に久々に
コピーライティングの技術を使いました。
コピーライティングとは、
人に行動してもらうためのスキル。
文章を読み進めてもらう
イベントに参加してもらう
あらゆる場面で応用可能なものです。
このスキルを使い、主には募集文で
・どういう人に来てほしいのか?
・どういう会にしたいのか?
・自分は何をしている人か?
を明確に書きました。
異業種交流会の内容、自分自身のことを
具体化して書いた結果、
自分の望んだ【面白い人たち】と
出会うことができたのです。
準備2:開催場所を確保する
開催場所を決めるにあたり、
【どんな場所が良いのか】を考えました。
条件1:雰囲気の場所
条件2:うるさすぎない
条件3;席が区切られている
条件4:アクセス(立地)
場所によって話せる内容は、
変わると思っています。
騒がしいと真面目なお話もしづらいです。
隣の席の人との距離が近ければ、
他人の顔色が気になってしまって、
本音でお話ができない。
「変なことを言ってしまっていないかな」
「自分の発信で周りの人が
どんな表情をするのか、空気感が気になる」
「他人に話を聞かれることに抵抗がある」
周りも同じように話をしていれば、
自然と安心して話すことができますよね。
そして、アクセスが良いかで
参加者様の数も変わってきます。
2019年頃は、コロナがないときです。
実際に会うことを想定して、
異業種交流会を企画していました。
実際に開催してみて感じたこと
1対1の異業種交流会を開催してみて
3つ感じたことがあります。
1つ目:アウトプット不足
まずは、1つ目は、【アウトプット不足】です。
悩んでいるときは、
視野が狭くなっています。
「これもダメ、あれもダメ」と
価値や可能性を否定した状態で、
身動きが取れない状態になっています。
自分の脳内だけで物事を考えていると
うまくいかないことが多いです。
情報が抽象的な状態のままに
なってしまうので、解決策が出なくて
モヤモヤしてしまうんですね。
だから、【自分の思っていることを話す】
自分の考えを外に出し、
考えを整理することが重要だと
改めて思ったんですね。
異業種交流会を通して考えを出すことで、
意外と「それ、いいね!」
「そんな経験してきたんだ、
こんなことを知っているんだ、すごいな!」
と言ってもらえることもあります。
その時に自分の経験は、他人にとっては、
とても価値があるものなんだと感じました。
2つ目:文章は魔力を持っている
2つ目に実感したのは、
【文章には、魔力がある】ということでした。
簡単に言うと、文章によって、
集まってくる属性が変わるということ。
ネガティブな言葉を使えば、
ネガティブな人が集まりやすくなる。
ポジティブな言葉を使えば、
ポジティブなものに惹かれた人が来る。
という感じです。
そして、ネガティブにも
度合いがあることを実感しました。
一般的には、深い悩みを集客の文章で書くと
ニーズ(需要・必要性)が生まれやすくて、
悩んでいる人の心に響き、
商品が売れやすい傾向にあります。
しかし、「こういう悩みがあるだろう」
という想定から
自分の経験以上の悩みを書いてしまうと
救えない人が来てしまうのです。
無理をして書いた結果、商品は売れるけれど、
解決できなくて、お互いが
【申し訳なさ】を感じてしまうのです。
これは、異業種交流会などのイベント参加の
募集も同じです。
自分を大きく見せる必要はありません。
どんな時も自然体の自分で
文章を書くことが大事です。
自分のできること、感じたこと、
言いたいことをありのままに書いて、
それに惹かれた人を集客する。
そうすることで、無理せず、
活動することができるようになります。
3つ目:「起業したい」と考えている人は思ったより多い
3つ目に感じたのは、
【起業を考えている人が
増えてきていること】です。
もちろん、異業種交流会という名目上、
そういう人たちが集まったのもありますが、
世の中的にも時代が変わってきています。
昔は、とても珍しいことだと思っていました。
「若い時から起業を考えるなんて・・・」
と言われたこともあります。
ブログやSNSのように
インターネット上で自分が
興味を持っている内容を発信して
収益を得ることができるようになってきました。
最近では、中学生でブログを使って
ビジネスをしている人もいるくらいです。
これは、発信できる媒体が増えたことで
起業することへのハードルが
下がってきたからだと思います。
異業種交流会に来てくださった方は、
ほぼみんな夢・目標を持っていました。
「これから起業をしたい」
「夢があるから今、頑張っている」
「目標を叶えて○○な人を笑顔にしたい」
しかし、多くの人が自分のしたいことを
ビジネス化できずに悩んでいることも
同時に知りました。
「やりたいことはある」だけれど、
表現方法がわからない。
「どうやって仕組化すればいいのか」わからない。
「何をどう進めればいいのか」わからない。
と参加された方々は、
口を揃えたかのようにおっしゃっていました。
悩んでいる原因を一緒に考えたり、
私の知識・今までにやってきたことから
具体的な方法をお伝えしたりもしましたね。
これからは、こういうことを教える人が
増えていくのだと感じました。
まとめ
今回は、1対1の異業種交流会を
開いていた頃のお話をしてきました。
当時、学んだことは3つです。
1つ目:悩んでいるときは、
だいたいアウトプット不足だから
自分の脳内から外に考えを出すことが必要
2つ目:文章は集まる人の属性も変わる
魔力みたいなものがある
3つ目:起業したいと考えている人は
思ったより多い
私自身、成長していくために
アウトプットを大切にしています。
この記事自体も当時の考えと
現在の自分を考えながら書いているので、
情報の整理も兼ねています。
文章によって集まる属性が
変わることを知って、
集客の際にどんな人を集めたいか、
どんな人に読んでほしいかも
考えるようになりました。
そして、起業を志している人の存在を
実感して、現在のお仕事をしています。
すべて、今につながっていますね。
この異業種交流会をきっかけに私は、
会社員、看護師、個人事業主、営業マン、税理士、
まつ毛エクステの事業と副業でアフィリエイトをしている人、
ADHDの経験を活かしている起業家さんなど、
これまでに関わったことがない人たちと
出会うことができました。
実は、この時、本名も顔も出さずに募集を
行っていたにもかかわらず、
来てくださったのです。
自分の文章で参加してくれる人がいる
ということに感動しました。
まさかの「同級生」が
お申し込みをしてくれて、
「久々に会う」という不思議な体験もして、
本当に楽しかったです。
結果的に10回以上、開催しました。
そして、この会の中で、私は、
「起業家と会社員、自分にとって
どちらが良いのか」
を真剣に考えました。
その結果、やっぱり「起業家」として
生きていきたいと思ったんですね。
今度こそ、プロになろう。
自分の知識・経験を使える場がある。
迷いがなくなっていき、
やがて自己投資をするようになって、
今、起業家として、
自分の好きなことができています。
いろんな人と接して、自分の経験・知識に
誇りを持てるようになったから
成長することができました。
これからも人との出会いと学びを
大切にしていきます。
ぜひあなたも機会がありましたら、
異業種交流会に参加してみてくださいね。
その行動が「自然体」で
「あなたの望む生き方」を実現していくための
【きっかけ】になったら幸いです。
それでは、最後までお読みくださり、
誠にありがとうございました。